SVS2 風船ぷかぷかカイリューサーフゴー 【最終167位】

2桁には届きませんでしたが最終日に3000位台→167位と大幅に順位を上げることができたので書きます。


【構築経緯】

前期舞神速を使う上で1番の課題だったのがミラーに勝てなかったことであり非常にストレスだった。勝てない理由の根本がゴツメに接触してしまうことであったため、終盤流行ったゴツメの飛行テラバ+アンコールのものであればほぼ全てのに有利になれると感じ、まず1番に採用することにした。

シーズン序・中盤、こちらのに対しを後出しする処理ルートが多く見られた。具体的にはざっくり2つで

(i)CS個体によるスカーフトリック (飛行テラ型の対策にはなってないけど)
(ii)HB個体によるでんじは→たたりめ

であった。この2つの処理に共通しているのが後出しの次のターンに変化技を打ってくるということである(シャドボはノーマルテラスを考慮されて打たれなかった)。この後出しに対しこちらもを投げることでテンポを握りセットで選出されやすいごと貫けることに気付いたため、悪巧み持ちのを採用した。持ち物と調整は試行錯誤を重ねた結果、神速地震を完封でき、対面性能を上げられるふうせん持ちのHCSに落ち着いた。

 

のリーチを広げるためのステロ要員はを無傷で展開させたいため相手のステロを処理する・撒かせないということを主眼に置いていろいろ試した()が、数的不利から試合が始まりが過労死してしまうことが多かった。なので攻撃性能の高い襷ASを採用し、撒かれた場合はこちらのが生存し、処理された場合はステロが場にない、といった状況を多く作り出せるようにした。

 

ここまでは割と早い段階で決まったが残りが決めきれずに最終日まで迷走していた。この3匹で厳しかったのが

+等の雰囲気サイクル、であったため、彼らに強そうなスカーフをエイヤで詰め込み構築が完成した。

 

【構築コンセプト】

カイリューサーフゴーミラーに強いカイリューサーフゴー!

 

【個体紹介】

@ゴツゴツメット テラスタイプ:ひこう 特性:マルチスケイル

いじっぱり 191(196)-181(84)-124(68)-108-121(4)-120(156) 

S→+1で最速ゲンガー抜き

A→+1テラバースト×2+ステロダメで無振りサーフゴーが落ちそうなライン

HB→いろんな技に羽連打が安定する(適当)

テラバースト りゅうのまい はねやすめ アンコール

 

ゴツメ+テラバ舞羽でミラーは基本勝てると感じたためラスト1枠はじしんアンコで選択になるが、物理舞エースでありながら物理受けを起点にできる点が非常に魅力的だと感じたためアンコールを採用した。他にも積み合いを一方的に拒否できたり、みちずれアンコゲンガーを起点にできたりと多岐に渡って強力な技だった。

終盤明らかに地震を切ったような選出をされストレスに思うこともあったが、ゴツメ型であればこの構成がベストであると思う。

 

@ふうせん テラスタイプ:ひこう 特性:おうごんのからだ

ひかえめ 191(228)-59-116(4)-183(110)-114(20)-123(148)

HD→特化サーフゴーのシャドーボールを15/16で耐える

S→だいたいの舞カイリューやHBサーフゴーの上から動けそうなライン

C→あまり

シャドーボール ゴールドラッシュ わるだくみ じこさいせい

 

前期までの風船サーフゴーの評価はカバと神速カイリューに強いだけのゴチルゼル的な立ち位置の一発屋ポケモン、といった認識であった。しかし今シーズンこのポケモンに多く触れ耐久の感覚や要求されるSラインを掴むことでその認識は大きく覆り、対面性能を保持しつつサイクルにも組み込める汎用性の高いポケモンであることがわかった。

前述したようにカイリューに後投げしてくるサーフゴーに後出ししてテンポをとったり、ラウドボーンやヘイラッシャのあくびに合わせて引き、そのまま処理・テラスの誘発・処理してくる技にカイリューがアンコールを合わせて起点にできるなどカイリューサーフゴーは動きの面で相性が良かった。

カバ対面ではかなりめちゃくちゃな引きをされるのでシャドボでけん制することが大事。

 

こだわりスカーフ テラスタイプ:ゴースト 特性:やるき

ようき 217(252)-136(4)-100-63-110-156(252)

いのちがけ ふんどのこぶし インファイト とんぼがえり

 

参考元↓

https://note.com/mudkip_poke/n/n53f2eb1c995c最終日のMVP。

初手に投げることで起点要員であるかのようにミスリードさせることができ、耐久系の起点ポケモン(e.g. カバルドントリトドンバンバドロガブリアス)や起点型のこのポケモンを処理するために出されたポケモン(e.g. 鉢巻マスカーニャ、飛行テラカイリュー、妖テラガブリアス、妖テライルカマン(?))を誘殺でき、イージーウィンに大きく貢献した。

初手スカーフいのちがけのみの一発屋というわけでもなく、サイクル下でロトムのボルチェンやドラパのドラゴンアローにクッションとして引いてふんどの威力をあげてスイーパーに成り代わったり、相手の積みに合わせて引いていのちがけで処理するなど、従来のスカーフポケモンにはあまり見られない動きができるユニークなポケモンであり、対面構築以外の系統の構築に入れても十分な活躍が可能だった。

 

@こだわりメガネ テラスタイプ:はがね 

おくびょう 167-112-110-177(252)-111(4)-165(252)

あくのはどう りゅうせいぐん ラスターカノン かえんほうしゃ

 

ジバコロトムなどの電気サイクル要員やセグレイブと戦うために採用。一致打点のあくのはどうに無効タイプが無いためこだわりポケモンにありがちな引きを読むか否かをさほど意識せずに技選択ができ使いやすかった。

このポケモンの圧力によりジバコロトム等の飛行技の通らない電気ポケモンにテラスタルを誘発させカイリューの通りを良くする・サーフゴー非選出時に相手のサーフゴーに対し引き先になる・天然勢を容易に処理できるなど、こいつもカイリューとの相性が良かった。

 

@たべのこし テラスタイプ:フェアリー 特性:てんねん

わんぱく 257(252)-121(4)-181(236)-×-86(4)-57(12)

ウェーブタックル じわれ あくび まもる

 

処理方法が分からなかったに強く大好きなあくび持ちのクッションであるため採用した。

選出誘導的な考え方はあまり推奨されないが、このポケモンを入れてから明らかにセグレイブの被選出率が減少したのでセグレ入りにも臆することなくカイリューを選出することができた。

こういった基本テラスを切らないポケモンのテラスタイプは無効にできるタイプがあるものが好ましいと思う。妖テラはこだわっているガブとサザンのドラゴン技を透かし最終日3度ほど勝ちをもぎ取ることができた。

 

@きあいのタスキ テラスタイプ:フェアリー 特性:さめはだ

ようき 183-182(252)-116(4)-×-105-169(252)

じしん げきりん ステルスロック がんせきふうじ

 

前期妖テラオボンのものが結果を残し自分も使ってみたが、予想以上にテラスタルを切りたいことが多く飛行テラカイリューとの組み合わせはミスマッチであると感じたためテラスを切らずに突っ張れる範囲を広げられる襷で採用することにした。

構築経緯で挙げたようなステロ撒きのポケモンと大きく異なるのは起点作成以外の型の圧力であり、ミラーやドラパルト対面では妖テラを、よくわからんポケモンは氷テラを切ってきてくれることが多く襷が活きる場面が非常に多かった。

素早さが高くスイーパーになれ電気の一貫切りもできるため安易に切らないようにした。

 

 

【意識したこと】

は積みやこだわりによるパワーでの制圧や無効タイプや耐久、アンコールなどによる詰ませなど試合を決定づける性能が高いため、他2匹と合わせて相手の裏を把握し、どのポケモンを最終的に場に残すかを頭の中で整理しながらプレイした。

 

 

【きつい】

物理ドラパルト

起点コノヨザル

キョジオーン+ヘイラッシャ

電気セグレイブ

じしん持ち飛行テラカイリュー

CS眼鏡サーフゴー

 

【結果】

TNひろいき 最終167位 2138

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【感想】

最終日まではふわふわとした感じで取り組んでいましたが、3000位まで落ちたことで火がつき、なんとか構築をまとめてこのような結果が出せました。 

ただ最終2桁を目指すとなると、もう少し上の順位からスタートしなければならないと思います。以前1度達成した時は2ROM300位台からのスタートでした。次機会があればもっと計画的に取り組めればいいですね。

 

【謝辞】

31日の昼頃、3000位に沈んでいた時に素敵な応援リプを送ってくれたポッケちんさん

キャス等でスカーフコノヨザルの立ち回りを教えてくれたみずごろうぽけさん

この2人がいなかったらこの結果はありえないです。ありがとうございました。