【構築経緯】
公式大会は流行るであろうポケモンや並びにうまくメタを張れる人が結果を残してるイメージがあったためそのような組み方をしたかったが具体的に流行りそうな並びや構築が思いつかなかった。
使用プールを確認したところ攻撃的なポケモンが多いと感じたため、じゃあ受け系のポケモン使えば全般的に攻めのメタ≒対策として成立するんじゃねと思った。
最初はの受け6構築で試運転したが辺りに隙を見せたため、彼らに対しては能動的な対策を講じることにした。
受け駒の定数ダメージソースがどいつもしょっぱかったので、火力を重視し補完の取れたを残すことにした。
にはダイマックスを切る可能性が大いにあるため攻め駒は非ダイマ時のスイーパー性能を重視して選抜した。
【構築コンセプト】
・6匹全員をダイマでも非ダイマでも性能が出るようにすることでサイクル下で柔軟にダイマを切りサイクルを優位に進める
・とんぼがえりやまもる、再生技等で相手のダイマの確認・枯らしを行えるようにしダイマによる崩しの被害を抑える
・サイクルを崩しにくるポケモン(等)を受けのダイマ+攻めのスイープ性能で縛る
【個体紹介】
特性:すりぬけ いじっぱり 164(4)-189(252+)-95-×-95-194(252)
ドラゴンアロー ゴーストダイブ とんぼがえり リフレクター
構築の要。本ルール最高のポケモン。まとめて文章を組み立てられないほど強いポイントがあるので箇条書きで雑に書く。(特にやばいと思う所は太字)
・ミラーに強い(本戦ではスカーフドラパの数がかなり減っていた)
・初手に置かれやすい様子見スカーフ持ちの上から動ける。
・相手のダイマエースが1ジェットまでしか積んでない状況なら確実に上から動ける。
・とんぼ返り→受けバックにより、強引なダイマと相手の引きに両対応できる。
・すりぬけによりダイマを切るときに壁ターンを気にしなくていい。
・受け構築で重いみがわり持ちを後出しから処理できる。
(受けに対してを後投げされたべのこしが見えた時は迷いなくドラパ引き→ダイホロウを押してた。
・ダイホロウ連打で数値受けを無理やり突破できる。
・ダイドラグーン+ダイワームで打ち合いに強い。打ち合いに負けても受けの耐久力を実質的に上げられ、サイクル下で疲弊した受けの回復の起点をつくることができる。
柔軟な動きができるポケモンであり具体的な立ち回りはあまり書ききれないが、サイクル構築を使っててストレスに思う要素を以上のようなポイントで解決してくれ使ってて非常に楽しかった。
ダイマックスエースでもあるためダイウォール媒体は必須であると考えた。正直補助技なら何でもいいがと対面した際にふいうちとダイジェットに両対応できるリフレクターを採用した。(はやけどになっておかないと受け不可能)
@かえんだま
特性:ふしぎなうろこ ずぶとい 201(244)-×-144(252+)-120-145-103(12)
S→ミラー意識
受け1。辺りを誤魔化す(ダイマ切られると受からない)。
環境全体に対し水+氷の通りがよく、そのためダイマックス適性が通常ルールよりかなりあったため非常時にこのポケモンのダイマ+ドラパで縛るという動きがとれた。
同系統な後ろのめりな構築に対しドラパのホロウ連打で1匹崩す→数的有利でTODの勝ち筋を狙う際、状態異常が無効でかつ霧による能力リセットにより遂行速度の遅い積み等を許さず、そのまま逃げ切ることが可能であった。
@たべのこし
特性:すなおこし しんちょう 207(252)-155(4)-130-×-167(252+)-81
受け2。
を誤魔化す(ダイマ切られると受からない)。
上記に対するドラパからの引き先。一度まもるから入ることで相手のダイマックスの確認をできるのが優秀だった。
は構築全体に非常に一貫しているように見えるがドラパ+バンギの並びはダイマックスを誘うため、とんぼやまもる・ダイウォール等で適当にターンを枯らして切り返す動きをとっておりばっきし言って全く脅威に感じなかった。
@あつぞこブーツ
ずぶとい 197(244)-138-161(252)-121(4)-121(4)-100
受け3。辺りを受けきる(ダイマ切られても受かる)。
考慮されにくい型のため、やステロ+の並びを誘いやすくその辺にイージーウィンできた。
エアスラッシュの範囲は電気+氷の範囲で補完できている気がするので裏のポケモンのサポートにもなるでんじはの採用でもよかった気がする。
普通にバンギと両選出して特性腐りまくってたけどマルスケなしでも硬かった。
@いのちのたま (キョダイ個体)
特性:グラスメイカー193(140)-194(252+)-118(60)-×-91(4)-112(52)
HB→悪の暗黒強打確定耐え
グラススライダー はたきおとす つるぎのまい やどりぎのタネ
初手に出して交換が読める際に鉢巻だととんぼ返りを選択することになるが、この構築は受け系のポケモンが多く対面操作してもかけられる負荷が小さいので相手の引き先のダイマを誘発できそうな剣舞型で採用した。
などの起点作成に対しS操作を無視してつるぎのまいで起点にできる点が優秀だった。
技スペが余ったが意地でもとんぼ返りを使いたくなかったので対面でとりあえず打つ技としてそこそこ安定しなんか珠持ちに覚えさせたら逆にオシャレな感じするやどりぎのタネをいれておいた。
練習会の数を重ねるごとにが増加しており本戦でもかなり見かけたため10万馬力でも良かったと思う。
@とつげきチョッキ (キョダイ個体)
特性:リベロ いじっぱり 155-184(252+)-95-×-96(4)-171(252)
かなり後から入ってきた。いわゆる諸説枠。
通っていてもなんか対策されているような気がしてあまり出せなかった。基本的にの選出避けできればいいなあぐらいのつもりだったしどうせ他のポケモン採用しても出さんしこいつでよかったと思う。
基本選出はコンセプトに背くためあってはいけないが、迷ったらで投げていた。
【きつい】
じゃくほカイリュー
じゃくほドラパルト
殴る系のウインディ
こおりのきばギャラドス
おうじゃのしるしパルシェン
【結果】
最終42位 最高最終1747 勝率75%(24-8)
【感想・統括】(以下敬体)
基本構築記事を参考にレートに潜って来たタチなので1から構築を組んで戦うということに自信がありませんでした。しかしながら今回、考察段階では何も参考にせず・誰とも意見を交わさずに1人で取り組んでこのような結果を残すことができて満足しておりますし9世代に向けて弾みがついたんじゃないかと思います。8世代の最後にこのような経験ができて本当に良かったです。
【謝辞】←大人っぽい
練習会を開催してくださった方々、ありがとうございました。帰省のバタバタと準備・本戦期間が被っていましたが、早めに開催されていた練習会のおかげでなんとかこのように構築をまとめることができました。